ざっと挙げるとこんなところです。
その中で、今回の改修の目玉は、やはりインテリアの総更新と音響設備の充実です。
インテリアは大・小ホールとも木質系になり、ぐっと落ち着いた感じになりました。
客席床はフローリングになり、壁面も形状変更と共に木質系の色合いになりました。
音響設備は、大・小ホールともデジタル卓(YAMAHA PM1D)になり、プロセニアムスピーカー(L・R)は、片側で遠距離用がAPOGEE FH2x2+APOGEE AE-10x1、近距離用APOGEE FH2x2、そして今回特に力を入れたサイドフロントスピーカーは、片側でAPOGEE FH2x6+APOGEE AE-10x1+APOGEE FH1x1(中抜け用)です。
それぞれのスピーカーマネージメントプロセッサーはxta DP224-D、スピーカープロセッサーはAPOGEE P-FH2PVS、駆動用パワーアンプはAPOGEE DA-800です。
この組み合わせにより、今まで使用していたステージスピーカー(Turbosound TMS-4x8)を凌ぐ音質・音量・音圧となり、小屋オペに関してはステージスピーカーを積まなくても良くなりました。
FB系は、大臣固定FBとしてAPOGEE FH2x1、その他FB用としてElectro-Voice SX-300x2、田口製作所 M-712x4、BOSE 101MM STAGEx2を導入し、駆動アンプはDIGAM Q3002を8台入れました。
さらに移動卓として、MIDAS LEGEND 3000、MIDAS VENIS 320、Mackie MS1204-VLZを導入し、比較的小規模な音出しから中規模SRにも対応できるようになりました。
その他には、既存の35o映写機を廃止し、液晶プロジェクター(Panasonic TH-D8600J 7,000ANSIルーメン)を客席後方の"多目的室"に常設しました。
今のところ、ホールに来られたお客さんには好評です。
「音が良くなったねぇ!」とか、「客席が落ち着いていい感じだね。」と言うお声をよく耳にします。
これからこの機材をどう生かして行くかが、我々の課題ですね。
・・・で・・・
すでに3ヶ月経ってしまった話題ですが・・・
6月24日〜26日まで、パシフィコ横浜で「WLF(ワールドライティングフェア)2004」が開催されました。
これは、業務用照明機器の展示や技術セミナーが主で、1990年から行われています。
新しい機器や技術の紹介、業界としての規格や意識のスタンダードの提言などがメインテーマだと思います。
そんなわけで(どんな? ^^;)、やはり"みなさま"が集まってしまうのです。
ので、桜木町近辺でオフしましょ! と言うことになりました。
場所は、あっぽんたんさんのご紹介で"亜里山"と言う台湾料理店になりました。
このお店は、もやし炒めや金針菜の炒めなどが絶品です。(その後私はもやし炒めにはまってしまい、自宅でもよく作るようになっちゃいました・・・ ^^;)
当日は、わた兵衛さんも遠路はるばる富山からご参加いただけました。
詳しくは、報告ページでどうぞ!
またまた話は変わり・・・
以前トランタン新聞さんのイベントでお知り合いになれた方とメールでお話ししていたら、「誰か、カメラマン知りません?」とのメール・・・
彼女はたいへんお美しい方なんですが、これからモデルとして活躍していきたい・・・ ついてはコンポジ(モデルさんのカタログと言うか、パーソナルデータと言うか・・・)用の写真を撮って欲しい・・・ プロのカメラマンではちょっと・・・ とのことでした。
ならば私が・・・ とメールしたところ、「では、とりあえず撮ってみましょう」と言うことになっちゃいました。
ところが私、ポートレートはおろか、ちゃんとした写真を撮ったことがないんです。(昨年カメラ買ったばかりだし・・・)
本屋に走って「ポートレートの撮り方」なんて本を買い、知り合いのカメラマンさんからアドバイスをもらったりして撮影当日を迎えました。
撮影場所は、お馴染み桜木町・みなとみらい界隈・・・
CONTAX G1をひっさげて現場へ・・・
撮影しては45分DPEでプリントして出来を確認・・・ また撮影してはプリント・・・
36枚撮りネガカラーを3本、24枚撮りリバーサルを1本、24枚撮りモノクロを1本撮りました。
普通、写真というと順光(被写体の前方から光が当たる)がベストだと思っていましたが、ポートレートはこれではまずいそうです。
顔などに濃い影がくっきり出てしまうんです。
逆光ぎみで、しかもフラットな光が平均に当たっているのがベターだそうです。
こういった光を得るのに、プロの場合はレフ板(光を反射させるための、白や銀・金などの板)を助手などに持ってもらうか、室内などでは壁や天井にストロボなどの光を反射させる(バウンスと言う)などの方法を取るそうです。
私の場合、もちろん助手などいません。
年中風が強いみなとみらい近辺では、レフ板(もっとも、所有していませんが・・・)などを立てかけて置くことも難しい・・・
どうしよう・・・
ところが、あのあたりはガラス面が多いビルがたくさん建っているため、でっかいレフ板みたいな働きをしてくれるんです。
で、結果は・・・
なんとかクライアントたる彼女にもOKをいただき、一安心でした。 (^o^)
自分で言うのもなんですが、結構綺麗に撮れましたよ。(ま、モデルさんが良いから・・・ ^^;)
この場で作品をお見せすることはできませんが、これから彼女のコンポジとして世に出るかも・・・ (^_-)
で、調子に乗ってしまった私は、「やっぱり、一眼レフの一台くらいは持ってなくちゃな・・・」と思い、以前と同じくYahoo!オークションで一眼レフゲットしちゃいました・・・ (^^;)
そのカメラは、"Nikon F3"と言います。
以前から「一眼レフ買うんなら、Nikonかな?」と思っていたのです(特に理由はないのですが、映画などによく出てくるんです・・・ "マディソン郡の橋"の主人公が持っていたのも"Nikon F"でした・・・)が、その中でも"F一桁"が憧れでした。
"F一桁"と言うのは、Nikonのカメラのなかでも、その時代のフラッグシップと言えるモデルです。
FからF5までありますが、F3は最も長い間生産されていました。(1980年3月のデビューから2000年の生産修了まで、後継機のF4がF5に交代してしまっても平行して生産された)
このカメラはプロ用としての性格が強く、主に報道関係でよく使われていたようです。(細かく言うと、報道用の"F3P"がよく使われていたようですが・・・ 黄色いストラップで肩からこのカメラを提げたカメラマンの姿を、ニュース映像などで見かけたことがあるはずです。 ま、実際には2年後に発売された中級機のFM−2などの方がスペック的には上なため、そちらを好んで使われるプロの方も多かったとか・・・ ま、音響でもカメラでも、業務機より民生機の方がスペック的に上なことが多いです。 民生機は"カタログ的な性能"、業務機は、"壊れない、また初期性能をいかに長く維持できるか"が勝負ですから・・・ね!)
さらに、かのNASAにも採用され、スペースシャトルなどにも積まれていたそうです。(もちろん、特別仕様ですが・・・)
極点や山などへの挑戦で有名な冒険家・植村直己さんのカメラも、このモデルの特別仕様版です。
などなど、枚挙にいとまがありません。
"プロ用"と言う言葉に弱い私のこと・・・
身の程知らずにも、自分の腕前など考えずにゲットしちゃいました・・・ (^^;)
やはりプロ用として使われていた個体らしく、丁寧に使い込まれた痕跡があちこちに見られます。
角の塗装が程良くすり減って、下地の真鍮が光って見えるのがなんとも渋い・・・
さながら、使い込まれた銃のようです。
今の世はシャッターを押すと自動的にモーターでフィルムが巻き取られるのは常識ですが、このカメラがデビューした頃は手巻きが主でした。
なので、報道などで連写しなくてはならないときにはモータードライブというものを取り付け、自動巻き上げ・シャッターセットを行っていました。
「パシャパシャパシャ・・・」と言う独特の連写音は、ニュースなどでもよく聞くことができますね。
もちろんモータードライブ無しでも、軸受けにボールベアリングを奢ってあるこのカメラは、フィルムの始めから終わりまでなめらかで均質な巻き上げ感が味わえます。
と、素晴らしいカメラなんですが、難点はイマイチでかくて重い・・・
普段から持ち歩くのには、ちょっと・・・ って感じです。
と言うことで、未だフィルム通していません。 (^^;)
時まさに春爛漫・・・
なんか撮りに行こうかなぁ・・・ (って目的も無しに撮りに行っても、ろくな写真撮れないんだよねぇ・・・)
あららら・・・ また余計なことで長文に・・・ (^^;)
ちゃんと読んでいただいた方・・・ お疲れさまでした。m(_ _)m