Rhodes




「Rhodes」は「ローズ」と読みます。一時は雑誌等の記事でも「ローデス」と書かれていたこともありました。
以前は「エレピと言えばローズ」と言われるほど一世を風靡していました。
エレピと一口に言っても、その発音方式の違いで「エレクトリックピアノ」と「エレクトロニックピアノ」に分けることができます。エレクトリックピアノとは、弦や鉄板・鉄線などをハンマーで叩き、その振動を電磁ピックアップで拾う物です。対してエレクトロニックピアノとは、物理的な発音ではなく電子的に合成した音源を用いています。
Rhodesは前者の方式で、トーンバーと呼ばれる鉄棒をハンマーに取り付けられたティップで叩き、その振動をピックアップで拾っています。ダイナミックマイクと同じく自分で発電するので、エレキギターのように本体には電源が必要ありません。
Rhodesブランドは創始者のHarold Rhodesによって、1946年に設立されました。 
Rhodes pianoにはMK T、MK Uから、MK Xまでのヴァリエーションがあります。
さらに基本的な形態から「Stage」と、専用スピーカーキャビネット付きの「Suitcase」に分けられます。
写真の私のRhodesは、その内のMK UStage74です。MK Uは1979年から販売が開始されました。
この楽器は内部がほとんど金属の固まりなため、非常に重いです。
そのサウンドは、チューニングや弾き方によってさまざまな表情を見せます。いわゆるアコースティックピアノとは全く違うサウンドですが、ジャズからロックまであらゆる音楽に使われました。
が、1982年にYamahaのDX7が登場してからは、徐々に姿を消してしまいました。
その後RhodesブランドはRolandが権利を買い取り、デジタル化され「MK80」として販売されました。
現在では再びHarold RhodesがRhodesブランドを獲得し、新製品を開発中とのことです。
もっと詳しく知りたい方は、キーボードマガジンの1998年11月号をご覧いただくと良いでしょう。




ケース兼フタを開けたところ。
フタの右側部分の箱の中に、スタンド類が収納されています。
MK Tではトップカバーはかまぼこのように丸みを帯びていましたが、MK Uからは平らになって、上に他のキーボード類を置くことができるようになりました。
さらに本体カバーをはずしたところ。
カバーはプラスティック製で、ネジなどで固定してあるわけではなく、簡単に取り外すことができます。
さらにトーンバーなどが載っているフレームを開けると、ハンマーを見ることができます。
トーンバーとピックアップ。1音につきひとつのトーンバーとピックアップが取り付けられています。写真では分かりづらいですが、トーンバーにはスプリングのような物が挿入してあり、これを前後に動かすことによってチューニングをします。
ハンマー。手前の黒い部分がティップです。
ハンマーとトーンバーの関係。左の白いものはダンパーで、黒いティップ、トーンバーとその上のチューニングフォークが見えます。



この楽器はともかく重いので、なかなか運んで使う気にはなりません。さらにいくつか音が出ない鍵盤もあるので、調整中です。


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