ARP OMNI2





ここでは、1999年に入手した、ARPの「OMNI2」をご紹介します。この楽器は「Strings−synthesizer」と呼ばれる部類で、ストリングス(弦合奏)の音源を基本に、シンセサイザーのフィルターなどでその音源を加工しようと言う物です。
構成は、次の3つのセクションから成り立っています。
1.Strings section
2.Polyphonic synthesizer section
3.Bass synthesizer section
この楽器が発表された当時(1970年代半ば)は、シンセサイザーと言えばmonophonicが基本で、polyphonicはまだまだ夢でした。また、あっても1発音につき1VCO−1VCF−1VCAが必要で、非常に高価な物でした。そこで、従来からあったストリングスと言う楽器の音源部分を利用し、VCFやADSRを追加して音色に変化を持たせようと言う楽器が考えられました。
そんな中で生まれた楽器が「Omni」です。そして、Omniを改良したのが「Omni2」です。
Omniの発売年は1975年で、Omni2は1977年の発売でした。1980年当時の米国での価格は$2450でした。「Omni」はARP社のベストセラーで、総販売台数は概ね4000台でした。
ボディはすべて鉄板で構成されており、やたら重いです。写真に写っているDuplexのケースに入れると、40〜50kgはあります。




VCFとADSR。
リアパネルのI/Oジャック。
真ん中にXLR出力が見えます。
パネルを開けたところ。
電源基板。
基本的に2600などと同じ物のようです。
横から見ると、基板の構成がよく分かります。
基板のアップ。
デジカメが不調でボケてしまいました。



近年のデジタルキーボード類の台頭から、このOmniのような楽器はすっかり姿を消してしまいました。
しかし、このOmniのSolina由来のストリングスを聞くと、70年代が思い出されます。



→Go Back to HOME