合同オフ会&技術交換会
2003.2.25/26
掲示板でもご存じのこととは思いますが、STANDBY-GOさんのサイトのオフ会&技術研修会に参加させてもらいました。
そもそもは、STANDBY-GOさんとうみさんたちの飲み会と言うことだったのですが、「私も行っちゃおうかなぁ・・・」と思い、STANDBY-GOさんの掲示板にカキコしました。
快諾されたので、あちらで飲み会ならば当然クルマでは日帰りできない→泊まってしまえ→せっかくあちらへ行くんなら、STANDBY-GOさんちの小屋を見せて貰おう・・・と言うことで、「小屋見学させてください」とSTANDBY-GOさんの板にまたカキコ・・・
それなら、せっかくの機会だから・・・と、うみさんチーム、YURIさんチーム、ねこさんチーム、アラントレーシーさんとあっという間にオフ会メンバーが集まりました。
で、これだけのメンバーが集まるんなら、ただの見学会じゃつまらない。
ねこさんの新製品もあるようだ。
え〜いっ、それなら技術交換会やろう! とのSTANDBY-GOさんの音頭の下、それぞれ機材を持ち寄り、「オフ会&技術研修会」開催の運びとあいなりました。
早速、会場予定のSTANDBY-GOさんの小屋の館長殿へお手紙カキカキ・・・
小屋近くのホテルを予約・・・
STANDBY-GOさんのお骨折りもあって、めでたくホールでの技術交換会が実現しました。
では早速、前夜祭でもある「合同オフ会」の様子から・・・
前夜祭
豪華なお料理、そして自慢の日本酒コレクションがたまりません。
呑む人と呑まない人がいるので、お料理部分は定額徴収、飲み物は各自自己申請と言うことになりましたが、そこはおちゃけの席・・・
始めの2〜3杯はまじめに「これ呑んだ」と紙に書いていましたが、気が付くと紙に書いていないおちゃけを呑んでいることに気づく有様・・・
結局は割り勘(だったかな?)になったったような記憶があります。(良く覚えとらん ^^;)
でも、初対面のはずなのになぜか昔から知り合いだったような感じでした。
話が弾んで弾んで・・・(^o^)
時の経つのも忘れるようでした。
技術交換会

日が明けて26日、STANDBY-GOさんの勤務先でもある伊勢崎市文化会館で技術交換会を実施しました。
まずはSTANDBY-GOさんと共に「出勤」。館長様にご挨拶の後、ホールへ移動しました。
そうこうするうちに他のメンバーも集結。
まずは大ホールで、ムービングライトのデモを拝見しました。
いやぁ、小屋でこれだけの機材があると言うことは素晴らしいことです。
TVなどの影響のせいか、日常業務の中で「動きのある照明をして欲しい」と言う要望も良く耳にします。
「いろいろな色をぐるぐる回す」「さっと一カ所に光を集める」など、明らかにムービングライトをイメージした要望です。
小屋としてどこまで利用者の要望に応えるかは難しい問題ですが、時代の変遷と共に文化も変化するのは当然のことです。
目新しい物をいたずらに追うのではなく、このように利用者の声に的確に反応していく姿勢が大事だと痛感しました。
ムービングライトのデモを拝見した後小ホールに移動して、いよいよ技術交換会の目玉でもある「メディアによる音質の違いの聴き比べ」「ダイレクトボックスの聴き比べ」「マイクの聴き比べ」に突入しました。
これだけのマイクが揃うと壮観です。
全部で一体、いくらになるやら・・・(@_@)
まずは「メディアによる音質の違いの聴き比べ」です。
オリジナルCDと、等倍で録音したCD−R、4倍速で録ったCD−R、MDの聴き比べをしました。
結果は・・・
ホールのスピーカーで聴く限り、CD3枚の差はほとんど感じられませんでした。
MDは歴然とした差があるのは当然としても、CD3枚が甲乙付けがたいと言うのは以外でした。
しかも、CD等倍はオリジナルよりノイズが少なく、クリアだった・・・と言う意見も出ました。
うみさんチームのスペアナの測定結果では明らかな差がでたようですが、人間の耳で聞く限りは実用上差し支えがないと言うことで皆の意見がまとまりました。
ただし、当日の使用スピーカーがALTEC A-5だったので、次回は「今風のスピーカー」で聴き比べたい(若しくはヘッドフォンで)と言う意見もありました。
さて次は、「ダイレクトボックスの聴き比べ」です。
機種は、BOSS DI−1、Mass工房製 MODEL217及びプロトタイプの3機種です。
その他の機種も試すことができれば良かったのですが、この3機種のみ調達できました。
モデルは、ねこさんチームのプロベーシスト・濱田氏のベース演奏でした。
彼は、日本国内より海外で活躍されているそうです。
聴き比べの結果は・・・
好みの問題もあるとは思いますが、私はMass工房製のMODEL217が最も音質がつややかで存在感があったと思いました。
さていよいよ「マイクの聴き比べ」です。
参加選手は・・・
ダイナミックマイク系
Sennheiser MD-431、441、e835、e845
SHURE SM 57、58、Beta57、58、なんちゃって58
Bayer M500N(ベロシティー)、M207AG
Electoro Voice RE20、N/d157B
コンデンサー系
AKG C-414ULS(B-TL)、C-391B
Mass工房 MODEL255
AIWA VM-17SA(ベロシティー)
Neumann U−87Ai
SONY C535P
Schoeps CMC-56U
Sennheiser e865
すごいでしょ?
どこぞのレコーディングスタジオのようです。
まずダイナミック系は、YURIさんのお声で試させていただきました。
これも好みの問題になってしまいますが、私はRE20がYURIさんのお声には合うように感じました。
では、男声ではどうかな? と言うことで、アラントレーシーさんのお声でも試させていただきました。
アランさんのお声にはSennheiser系が良かったと思います。
なぜか、58のポップ音が気になりました。
逆に57がそれほど吹かれなかったのは、なんでだろう・・・
次はコンデンサー系です。
これは不肖私めがピアノを弾かせていただき、それをマイクで収音し拡声しました。
これは私は音を聴くことができなかったので何とも言えませんが、この方法にはいくつかの問題点がありました。
あとで気が付いたんですが、一旦DATなどに録音してから聴き比べても良かったのでは? と思いました。
で、最後に声でのコンデンサーマイクの比較も行いました。
YURIさん、アラントレーシーさんにそれぞれしゃべってもらい、拡声して比較しました。
これまた好みの問題ですが、やはり87が聞きやすかったと思います。
また、AIWAのベロシティーがご老体にもかかわらず、いい味出していたのが印象的でした。
日々の業務のなかで、利用者の方から漠然と「マイク○本用意してください」と言われることが多いですが、やはり適材適所というものがあります。
対象物が分からなくては、使うマイクも決められません。
また、同じマイクを歌から楽器に使い回す・・・と言うのも無理があることを実感しました。
今回の会は飲み会から発展したとは言え、それぞれ熱い思いを持ったひとたちが集結したので、意義のある会になったと思います。
これからも機会を作って、このような会ができれば良いな・・・と思いました。
快くご協力くださった伊勢崎市文化会館の設楽館長様はじめ職員の方々、舞台スタッフの皆様へ深く感謝いたします。
ありがとうございました。
そして、今回の仕掛け人・STANDBY-GOさんはもちろん、ねこさん、YURIさん、うみさん、謎の暴走族さん、アラントレーシーさん、ベーシストの濱田さん、MASAさん、JAZZYさん、たまPAPA会長さん、ありがとうございました。
またやりましょう!
Presented by ENTARO Go to ENTARO'S KOYA