ファンタムスイッチ | ファンタム電源対応のコンデンサーマイクなどに電源を送るスイッチ。 |
位相切り替え |
Phaseと言うこともあります。 入力機器(マイクなど)の位相を合わせないと、音質に重大な影響を及ぼすことがあります。 その位相を切り替えるためのスイッチ。 また、ハウリング防止などでわざと位相を変える場合もあります。 |
出力アサインスイッチ |
入力信号を、バス(buss)やグループ(group)などと言う各出力の、どこへ送るかを選択するスイッチ。 ステレオミキサーであれば、2つ以上のバスやグループが用意されています。つまり、ステレオの右で1バス(グループ)、左で1バス(グループ)が必要です。 それぞれのバス(グループ)間のバランスを調整する「パンポット」が装備されているミキサーもあります。 |
イコライザー |
音質の調整をします。 トーンコントロールと似ていますが、多くの場合パラメトリック・イコライザーが採用されています。 低音・中音・高音などの各周波数帯域ごとに、周波数選択とブースト(増強)/カット(減衰)ができるようになっています。 積極的な音づくりに使う場合もありますが、あくまでもイコライザー(補正器)であることを忘れないように調整することが肝要です。 また、このほかにフィルターが装備されているミキサーもあります。 フィルターには、主にローパスフィルター(ハイカット)とハイパスフィルター(ローカット)があります。(バンドパスフィルターが装備されているミキサーもある) イコライザーと違う点は、「必要のない周波数域をカットしてしまう」と言うことです。 たとえば、マイクが息で吹かれてボコボコ言うときはハイパスフィルターをONにし、ノイズやチリチリ音が気になるときはローパスフィルターを入れます。 |
AUX |
入力信号を、モニタースピーカーや各効果機器(エコーやリバーブなど)に送るためのコントロールです。 Auxiliary(オーグジュアリー。予備回路のこと)の略。 この写真のミキサーの場合、8AUXで、フェーダー前(プリフェーダー)とフェーダー後(ポストフェーダー)のどちらから送るかを選択できるスイッチが装備されています。 |
ヘッドアンプ/ アッテネーター |
ヘッドアンプとは、ミキサーで扱いやすい信号レベルに各入力信号レベルを揃える装置です。 マイクなどの出力レベルは、テープデッキなどの出力レベルに比べてかなり小さいものです。 マイクレベルは-70〜50db、民生用音響機器が-35〜20db、業務用音響機器が0〜+4dbです。 ヘッドアンプはマイク入力などのレベルを上げるために使用し、アッテネーターは大きすぎるラインレベルなどの信号を抑えます。 これが調整されていないと、ノイズが多くなってしまったり歪んでしまったりします。 アッテネーターは「PAD」と言うこともあります。 |
チャンネルスイッチ | そのチャンネルをON/OFFするスイッチ。 |
チャンネル名 |
そのモジュールに対応したインプットの名称を書き込みます。 が、直接書いてしまうと後で困るので、ビニールテープやドラフティングテープを貼り、それにマジックなどで書くとよいでしょう。 |
フェーダー |
音量の調整をします。 フェーダーには比較的安価なミキサーに使われているカーボン・フェーダーや、業務用ミキサーに使われるプラスチック・フェーダーなどの種類がありますが、使用感・耐久性・信頼性・価格は格段に違います。 民生用のミキサーは0〜10などの目盛りになっていて、数字が増えるほど音量も増しますが、業務用のミキサーは∞から数字が減っていき、0以上は数字が増えていきます。 これは、0を基準にそれより下はマイナス(減衰)、それより上はプラス(増強)と言う考えになっていて、入力信号と出力信号がほぼ同じになる位置が「0」になるようになっています。 ヘッドアンプの設定と相まって、業務用ミキサーのフェーダーはなるべく「0」付近で使うのがクリアーなミキシングをするコツです。 |
SOLO/CUE/PFL |
入力信号を検聴するためのスイッチ。
AUD(audition)と表示されていることもあります。入力チャンネルごとの信号のチェックに使用します。 PFLは「Pre fader listen」の略で、フェーダーを上げずに入力信号を検聴できるため、PAには便利です。 |